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ロードヒーティングとは?メリットとデメリットを解説

「雪かきが大変」「駐車場がすぐに凍結する」と悩んでいるとき、おすすめしたいのが「ロードヒーティング」です。

ロードヒーティングは地面に設置する放熱設備で、地面の内面から雪を温めて溶かします。とても便利そうな設備ですよね。

そこで今回は、ロードヒーティングのメリットやデメリットを説明します。日々の雪かきで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

ロードヒーティングとは?

前述したように「ロードヒーティング」は、地面の内面から熱を放って雪を溶かしたり凍結を防いだりする設備です。

駐車場や玄関先に設置すれば、雪を溶かして凍結を防ぐことができます。埼玉県ではあまり馴染みがないかもしれませんが、北海道や東北地方などの積雪が多い地域で普及してきている設備です。

ロードヒーティングには以下の3種類の熱源方法があり、特徴も異なります。

  • ボイラー(温水)式
  • 電気式
  • ヒートポンプ式

それぞれの特徴を詳しくみてみましょう。

ボイラー温水式の特徴

ボイラー(温水)式は地面下にパイプを巡らせて、専用ボイラーで加熱した温水の熱で雪を溶かします

熱源は「灯油・ガス」で、灯油を使っている家庭が多くみられます。パワー力に優れているので、広範囲を温めたいときにうってつけです。

ただし、灯油価格が高騰している時期や、プロパンガスを導入している場合には燃料費が高くなってしまいます

電熱線式の特徴

電熱線式のロードヒーティングでは、「空気熱・地中熱」を利用して雪を溶かします。

地面にパイプを埋め込んで温水を巡らせるため、しくみ的にはボイラー式と同じです。

耐久性に優れていてボイラーの設置は不要なので、メンテナンスは必要ありません。しかし、使用しただけ電気代がかかるので、光熱費が高くなってしまいます。

電気式は広範囲よりも、20〜30m²程度の比較的コンパクトな範囲を温めるのに適しています

ヒートポンプ式の特徴

ヒートポンプ式では、地面に埋め込んだ「電気線」を加熱して雪を溶かします。空気のエネルギーを取り込み、電気を利用して「吸収・圧縮」を行い、加熱するしくみです。

主に空気熱を使うので、ヒートポンプ内の圧縮機を動かす電気代しかかかりません。そのため、経済と環境のどちらにも優しいエコな設備だと言えます。

ただし、他の種類に比べると寿命がやや短く、定期的に温水の交換が必要です。

ロードヒーティングのメリット

まずは、ロードヒーティングのメリットをみてみましょう。

雪が積もった日には自動で稼働して雪を溶かせる

ロードヒーティングの最大のメリットは、「雪を溶かせること」です。雪かきの手間がなくなり、体への負担もなくなります。

そのため、以下のような家庭におすすめです。

  • 男手が不足している家庭
  • 高齢者の家庭
  • 早朝に外出する家庭

雪かきは力作業なので、女性やお年寄りには負担の大きい作業です。また、早朝に出かける家庭は、朝から雪かきをしている時間はありません。

ロードヒーティングを設置すれば、雪かきをする必要はなくなります。

凍結を防ぐことができる

ロードヒーティングを設置しておけば、地面が凍結することはありません。雪かきをしたあと、少しでも雪が残っていると、溶けたあとに凍結して転倒のリスクが高まります。

しかし、ロードヒーティングを使えばすべての雪を溶かせるので、地面が凍結する心配もなくなるのです。

足元の不安定なお年寄りやお子さんは転倒するだけでも、大きな事故になりかねません。家族の安全を守れるという面も、ロードヒーティングの大きなメリットと言えるでしょう。

ロードヒーティングのデメリット

雪かきの手間が省け、凍結も防げるロードヒーティングですが、デメリットもいくつかあります。ここでは、ロードヒーティングのデメリットを確認していきましょう。

初期費用が高額になってしまう

ロードヒーティングのデメリットは、初期費用が高額になってしまうことです。先ほど紹介した3種類のロードヒーティングを20m²に設置するときの、それぞれの費用を見てみましょう。

  • ボイラー式:60万円前後
  • 電熱線式:70万円前後
  • ヒートポンプ式:90万円前後

設置範囲や工事内容によっても費用は変動します。なお、設置面積が広ければ広いほど単価は割安になっていく傾向があります。

どの種類も設置費用が高額なので、少しためらってしまいますよね。そこで利用したいのが「融資制度」です。

自治体によっては、ロードヒーティングを設置するときに「無利子」または「利子の一部免除」などの優遇制度を設けていることがあります。

条件はそれぞれの自治体によって異なるので、お住まいの地域の自治体に確認してみてください。

ランニングコストがかかる

ロードヒーティングのデメリットには、ランニングコストがかかる点が挙げられます。

ボイラー式だと「灯油・ガス」代金。電熱線式とヒートポンプ式は「電気代」がかかってしまいます。ロードヒーティングを使いつづけている間は必ずかかるものなので、少し心配になりますよね。

「灯油・ガス・電気」のいずれも、20m²を温めるときには1シーズンで「5万円」ほどが目安だといわれています。しかし、この費用は石油代や電気代金の基本価格によって上下します。

また、使用回数が増えると、その分費用かかってしまうでしょう。

ロードヒーティングを設置するのなら、ランニングコストがかかることも忘れてはいけないポイントです。

道路と駐車場に高低差が出てしまう

ロードヒーティングは、設置している範囲の雪は溶かしてくれますが、していない部分の雪は溶かすことができません。そのため、ロードヒーティングのある駐車場と、設置されていない道路にはどうしても高低差ができてしまいます

積雪の多い日だと、駐車場と道路に20〜30cmほど段差ができてしまうことも珍しくありません。

その段差によって車をスムーズに出せず、結局雪かきが必要になる可能性があります

まとめ

ロードヒーティングは雪かきの手間が省け、気持ち、体力ともに楽になる便利な設備です。また、凍結によって転倒するリスクも防ぐことができます。

しかし、設置費用が高額になることや、使い続ける限りランニングコストがかかってしまうことはデメリットだと言えるでしょう。

初期費用に関しては、「無利子・利子の免除」などを行っている自治体もあるので、制度をうまく活用したいですね。

寒い中での雪かき作業をなくすためにも、ロードヒーティングを設置してみませんか?

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