雑草対策には砂利が便利!砂利を使った雑草対策のポイント
お庭の一番の悩みは、「次々に生えてくる雑草」という方は多いのではないでしょうか?
実際に、お庭の雑草取り・草むしりから解放されたい悩みは、よくあるお悩みです。
そこで今回は、砂利を活用した雑草対策を紹介します。
一般的に、砂利と聞くとデザイン性が低いと心配するかもしれません。しかし、現在はさまざまなタイプの砂利があり、デザイン性も豊富です。さらに、砂利の上を歩いた時に出る音は防犯対策にも効果があり、お庭に砂利を敷く方もたくさんいます。
お庭にも取り入れやすい砂利ですが、雑草対策のポイントと注意点も合わせて紹介します。ぜひお庭の雑草にお悩みの方は、本記事を参考にしてみてくださいね。
お庭の雑草対策が必要な理由
お庭の雑草対策の必要性について紹介します。
まず、景観の問題があります。美しく整備されたエクステリアも、雑草がたくさん生えていると、殺伐とした印象を与えてしまうでしょう。周辺環境にも悪影響を与え、隣の人との関係悪化の原因にもなります。
さらに、雑草が土壌の養分を吸い取ってしまい、お庭にある植物の成長を妨げます。害虫が発生しやすい環境にもなるため、定期的な雑草処理や雑草対策が必要です。
主な雑草対策
さまざまな雑草対策がありますが、簡単にできる雑草対策の例として3つ紹介します。
除草剤
除草剤を巻いて、対策をする方法です。手作業で雑草を取り除く作業よりも、簡単に雑草対策ができる点が特徴です。一方で、お庭に植物がある際は、枯らしてしまわないように注意が必要でしょう。
除草剤にはさまざまなタイプ「液体」「粒材」があるため、購入前は内容をよく確認することがおすすめです。
塩
手軽にできる除草対策として、塩を撒く方法もあります。
「塩害」という言葉を聞いたことがないでしょうか?塩を撒くことで塩害と同じ状態を作ることになります。その結果、植物が育ちにくい環境ができ、除草の効果も感じるでしょう。
しかし、花や野菜などの他の植物も育たなくなってしまいます。家庭菜園やガーデニングを楽しむ人には、塩を使った除草はお勧めできません。また、近隣の近所や農家へ塩分が流れ出てしまうことや建物にもダメージが出てしまうことが考えられます。
塩は身近にあり簡単に除草できますが、デメリットも多いため、あまりおすすめできません。
熱湯
熱湯をかける除草方法もあります。
熱により、植物を枯らす方法ですが、たくさんの熱湯を使う必要があります。一方で、除草剤や塩に比べて、お子さんやペットのいるご家庭でも利用しやすい点はメリットでしょう。
しかし、熱湯では根まで枯らすことは難しく、また雑草が生えてくることがあります。火傷のリスクもあるため、効果を考えるとあまりおすすめできない方法です。
雑草対策に砂利が選ばれる理由
身近な除草対策では、労力がかかったり効果が得られなかったりする心配があります。そこで、砂利を使った雑草対策です。ここでは、砂利が雑草対策に選ばれる理由を紹介します。
日光が遮断できる
まず、砂利を敷くことにより、植物の成長に必要な日光を遮断できます。
砂利は、3㎝〜5㎝の厚みで均一に敷いていきます。その結果、地面まで日光が届きにくくなり、雑草を生えにくくする効果が高まります。
手軽にできる
コンクリートを敷く・タイルを敷くなどの作業よりも、砂利は手軽にできます。DIYで実践する人も多く、砂利が手軽に入手できる点も魅力でしょう。
また、専門業者によりしっかりと整地した上から砂利を敷くことで、よりメンテナンスの必要性が少なく雑草対策ができます。
コストがおさえられる
種類にもよりますが、砂利はコストをおさえて利用できます。
他の素材に比べて、安価に手に入りやすいことも砂利のメリットです。
もちろん、種類や量によってコストも変動しますが、比較的手に入りやい砂利はコストパフォーマンスよく雑草対策ができます。
バリエーションが豊富
砂利には、色や形などさまざまなタイプがあります。白色の玉砂利や複数の色の石が混ざった五色砂利など、エクステリアの雰囲気によって選べるメリットがあります。
和風・洋風どちらのお庭にも活用しやすい点も特徴です。
砂利を使った雑草対策のポイント
砂利を使って、効果的に雑草対策するポイントを3つ紹介します。
防草シートを使う
砂利を撒いただけでは、雑草が生えてくることがあります。なぜなら、雑草の高い生命力は、砂利のわずかな隙間からの日光で成長できる可能性があるからです。
そこで、砂利を敷く前に防草シートを利用することがおすすめです。
防草シートは、日光を遮断します。しかし、水分を通せるため他の植物の影響や水はけの心配が少ないことが特徴です。隙間なく防草シートを敷くことで、より雑草が生えない環境を整えます。
整地をしっかりする
凸凹した土地に砂利を敷いてしまうと、隙間ができやすく、雑草が生えてくる可能性が高くなるでしょう。また、雑草を取り除かない状態で砂利を敷いてしまっては、隙間から雑草が生えてきてしまいます。
砂利を敷く前は、雑草を取り除き、平らに整地することで、防草シートや砂利をより効果的に敷くことが可能です。
飛び散らないように砂利を敷く
砂利の上を歩くと砂利が飛び散ってしまっては、砂利が少なくなり除草効果も少なくなってしまうでしょう。
そこで、砂利の大きさに注目します。砂利には大きさがあり、小さい砂利のサイズが歩いた際に飛び散りやすいでしょう。目安は5号と表示される2㎝前後の砂利を敷くことで、飛び散りにくく、雑草対策の効果も持続できます。
雑草対策に砂利を使う注意点
最後に、砂利を使った雑草対策の注意点を紹介します。
掃き掃除が大変になる
砂利は、掃き掃除がしにくい点がデメリットです。落ち葉や雪など、砂利の上を掃除することは大変と感じる人は多いでしょう。また、砂利の隙間にゴミや落ち葉が入ることがあり、より掃除しにくいと感じることがあります。
お子さんの怪我につながる可能性
砂利の上で転んでしまった場合、怪我をする可能性があります。砂利は、コンクリートやタイルに比べて凸凹しているため、バランス感覚が未発達のお子さんは特に転びやすいことが心配されます。
凸凹した砂利の上で転んでしまうと、膝や手を擦りむいてしまいやすく、怪我にもつながるでしょう。砂利の上は走らないなどのルールを決めておくなどの対策がおすすめです。
歩きにくい場合がある
女性の場合、ヒールが細い靴を履くこともあるでしょう。ヒールに傷がつくだけでなく、バランスが取りにくく、転倒の危険性もあります。さらに、ベビーカーやスーツケースなどの移動は砂利の上では難しいでしょう。
自転車やベビーカーなどの通り道は別な導線を作るなど、日々の生活スタイルにも注意して活用することがポイントです。
まとめ
さまざまな雑草対策がありますが、砂利もその一つです。砂利は、植物の成長に欠かせいない日光を遮り、雑草を生えにくくする効果があります。
また、砂利はたくさんのデザインがあり、和風・洋風どちらのデザインのエクステリアでも柔軟に活用できる点もメリットの一つです。コストをおさえながら手軽にできることから、DIYでチャレンジする人もいるでしょう。
しかし、砂利を敷いても隙間ができてしまうと、雑草が生えてきてしまいます。業者による丁寧な整地や防草シートを敷いてから砂利を敷くことでより、雑草対策の効果を高められます。
砂利は凸凹しているため、お子さんやヒールでの通行の際は、転倒や怪我をしないように注意が必要です。また掃除がしにくいため、日々のライフスタイルによって、砂利を敷く箇所をよく検討することがおすすめです。
砂利を敷くことで、定期的な雑草処理の負担を軽減できます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。