狭い玄関アプローチをオシャレにデザインする考え方とは?
「おしゃれな玄関アプローチを作りたいけど、スペースが狭い。」「狭いけれど、利便性のあるデザインの玄関アプローチを作りたい。」とお悩みの方はいませんか?
玄関アプローチは、住宅の顔です。玄関アプローチのスペースが十分にない場合でも、おしゃれにするアイデアを活用して、素敵な印象の玄関アプローチを作れます。
しかし、「どうすればおしゃれなデザインになる?」「利便性も重視したい」と玄関アプローチを作る際は悩みますよね?そこで本記事では玄関アプローチを作るポイントと、狭い玄関でおしゃれなデザインにするアイデアをご紹介します。
玄関アプローチにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
玄関アプローチを作るポイント
まず、玄関アプローチを考えるポイントを紹介します。玄関アプローチのスペースが十分にない場合でも、これから紹介する3つのポイントを抑えておくことで利便性やデザイン性のある玄関アプローチになります。
玄関までの導線を考える
玄関扉から門または道路までの導線を考えます。一般的に玄関アプローチの形状は、直線よりもやや曲線を描いた形が理想と言われています。
なぜなら、直線的に玄関から門または道路までも結んでしまうと、玄関扉を開けた際に外から家の中が見えてしまうからです。プライバシー保護の観点からも、家の中がすぐに見えてしまうことは避けたいですよね?
来客がない場合も、宅配便や郵便などで玄関扉を開ける頻度が多い場合、1日に複数回玄関扉を開けて置く状態があるでしょう。そのため、玄関を開けた状態でも安心できる導線作りが大切です。また、カーブ状にすることで奥行きが出るメリットがあります。
玄関アプローチの幅を考える
玄関アプローチの幅も重要です。一般的に玄関アプローチの幅は1.2mが目安とされています。1.2mは荷物を持っている人がすれ違えるくらいの幅です。玄関アプローチが狭い場合、幅は0.9m前後の確保が目安です。0.9mより狭くても人は通れますが、荷物をもって通ることを考えると0.9m前後は確保したいでしょう。
住宅外観との統一感
おしゃれな玄関アプローチを作る際は、住宅の外観と統一感のあるデザインにすることがポイントです。スタイリッシュでモダンな住宅に、ナチュラルな雰囲気の玄関アプローチは、デザインに統一感がありません。部分的に見れば、おしゃれに見えるかもしれませんが、全体的にはデザインに違和感のある仕上がりになってしまうでしょう。
玄関アプローチは、自宅をより素敵に引き立てるデザインが理想です。パッと目をひくおしゃれなデザインにするには、まずテイストを統一することが重要です。
狭い玄関アプローチをおしゃれにするアイデア
狭い玄関アプローチで活用できるアイデアを4つ紹介します。広く見せることではなく、スペースを活用し、狭くてもおしゃれなデザインを作ります。
段差を活用する
段差を活用しましょう。玄関前に階段を数段設置すると、デザイン性が向上します。単に階段を作るのではなく、自宅の外観にマッチした形状やデザインの階段を設置すれば、こだわりを感じられるおしゃれを演出するでしょう。
夜間の転倒やつまずきを予防するには、ライトをつけることもおすすめです。ライティングにより、足元が見えやすくなり転倒防止につながります。また、夜間のデザイン性も向上します。
高低差を意識する
玄関アプローチは、高低差を意識してデザインすることがポイントです。例えば、シンボルツリーのような高さのある植栽を植えれば、デザインに高さをプラスできます。また、フェンスや門・門柱なども高低差を演出できます。高低差を感じられるデザインは、奥行きがうまれます。目隠し効果も期待できるフェンスを効果的に設置することで、デザイン性も向上するメリットがあります。
向きを工夫する
玄関から道路が狭い場合、すぐに道路に出られるように、直線的で短い階段やアプローチを作ることがあります。
ライフスタイルによっては、玄関スロープをつけたい場合もあるでしょう。例えば、ベビーカーや自転車などで移動する際は、スロープによって利便性が向上します。玄関から道路の動線の向きを変えることでスロープを作れたり、距離のあるアプローチを作れます。狭いスペースでも設置する向きを工夫することで、希望のデザインに近づける可能性が広がります。
門柱や門扉でアクセントをつける
門柱や門扉を設置することで、狭いスペースでもデザインにアクセントをつけられます。
また、門扉の大きさによっては、玄関の目隠しができる場合もあります。自宅の雰囲気にアクセントをつける、門柱や門扉をつけることで、狭いアプローチでもオシャレさがプラスされるでしょう。
玄関アプローチのデザインを失敗しないポイント
最後に玄関アプローチのデザインのポイントをご紹介します。おしゃれさやデザイン性だけで玄関アプローチを作ってしまうと、日々の生活の中で「失敗したかも」と思ってしまうこともあるでしょう。ここでは、失敗しないためのポイントを紹介します。
素材選び
玄関アプローチ作りに使われる素材の中には、濡れると滑りやすい素材があります。例えば、タイルです。タイルは、バリエーションが豊富でさまざまなデザインのアプローチに活用される素材です。しかし、中には濡れると滑りやすくなるタイルもあるため、必ず屋外用のタイルを使うように気をつけてください。
プライバシー保護
玄関アプローチのよくある後悔は、道路から家の中が見えてしまうことです。本記事でも何度か紹介していますが、玄関扉を開けた際に外から家の中が見えてしまうことは、ストレスを感じてしまいます。宅配便などを活用する機会が多い場合、なおさら家の中が見えてしまうことが気に掛かってしまうでしょう。
そのため、道路から見えにくくデザインすることがポイントです。フェンスや門扉、植栽で目隠しができるデザインを考えたり、階段やアプローチの向きを変えることで導線よく目隠しできるデザインになることもあります。
見た目のデザインだけでなく、日々の生活が快適に過ごせるようなデザインにすることが重要です。
防犯対策
プライバシー対策をすると、外部から侵入者の存在が見えづらくなるため防犯対策が必要です。ライトを設置したり、死角を作らないことで、侵入しにくい外構を作ります。また夜間の利用を考えると、安全面に考慮したライトの設置がおすすめです。
人感センサーライトなど、人が通った時だけ光るライトも利便性よく防犯対策になります。
まとめ
玄関アプローチは狭くてもおしゃれなデザインにすることが可能です。階段を設置したり、植栽やフェンスを活用することで、高低差のあるデザインは、パッと目をひくアプローチになります。
また、玄関と道路が近い場合、家の中が見えてしまうことが気になることがあります。その際は、フェンスや門扉の位置を工夫することで、目隠し効果をプラスでき、安心して生活できます。
階段の向きも工夫することで、利便性の高いデザインに仕上がります。
玄関アプローチを作る際は、デザイン性だけでなく安全面や防犯面にも気をつけてください。使用する素材やライトを設置するなど対策することで、後悔しないアプローチが作れます。
玄関アプローチが狭いけれど、おしゃれなデザインにしたい!今ある悩みを解決したい!という方はお気軽にお問合せください。
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。