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外構をコンクリートにするメリットとデメリットや手入れ方法を紹介

駐車場や外構の地面はコンクリート仕上げが人気ですが、コンクリートで仕上げた時のメリットやデメリットをご存知ですが?今回は駐車場を含めた外構をコンクリートで仕上げたときの、メリットやデメリットを紹介します。

外構の地面をどんな仕上げ方法にするか悩んでいる方は、参考にしてみてください。

庭をコンクリートにするメリット

雑草が生えてこない

コンクリートには、雑草が生えてこないことがメリットです。地面が土のままだと雑草は何度抜いても生えてきてしまうので、定期的な除草が必要です。面倒だからと雑草を放置していると、庭の景観を損ねてしまうことも。

一方でコンクリートで仕上げた外構には、雑草が生えないので除草の手間は省け、手入れがはほぼ必要ありません。よって、「手入れが面倒」と思っている方にはコンクリート仕上げがおすすめです。

シンプルで見栄えがよくアレンジも可能

コンクリートで仕上げた外構は、シンプルで見栄えがいいことがメリットです。雑草も生えてこないので、手入れをあまりしていなくても景観を損ねることはありません。

また、コンクリートは自分好みのアレンジを加えることもできます。駐車場に車を停める目安線がほしい方は、車の大きさに合わせて区切りの溝を作り、溝に「芝生・砂利・レンガ」などを埋め込むと区切りがわかりやすくなります。

そのほかにも、家族の手形をコンクリートに押し付けたり、文字を書いたり、アレンジ方法が多いこともコンクリート仕上げの魅力です。

耐久性と耐用年数が優れている

砂利や芝生などの他の仕上げ方法と比べて、コンクリートは耐久性が優れています。ワイヤーメッシュを埋め込んでいるのでヒビ割れの心配もなく、補修や補強などのメンテナンスはほぼ必要ありません

また、コンクリートは耐用年数が長いこともメリットです。税法的な耐用年数は15年とされていますが、実際には「30年使用しても構造上に問題はない」という報告も上がっています。一度施工しておくと打ち替えやメンテナンスをせずとも長期間保持しておけるので、ライフサイクルコストも低く済ませることができます。

雨の日も車や靴が汚れにくい

コンクリートは雨や雪の日に、車や靴が汚れにくいのがメリットです。芝生や砂利の場合、雨や雪の日は地面がぬかるみ、車や靴が泥で汚れてしまいます。雨が止んだあとも地面がしっかり乾くまでは泥がついてしまうので、ストレスに感じてしまいますよね。

一方でコンクリートの場合は、雨や雪が降っても車や靴が汚れる心配はなく、地面に勾配をつけておけば水はけもいいので汚れを気にする必要はありません。

庭をコンクリートにするデメリット

見栄えもよく、耐用年数も長いのでメリットも多くあるコンクリートですが、デメリットもいくつかあります。ここでは、コンクリートのデメリットを確認しておきましょう。

夏の照り返しが強い

コンクリートのデメリットは、夏の照り返しが強いことです。午後に日差しが当たる駐車場では、ハンドルを触れないほど車内が高温になってしまうことも。夏場には地面に打ち水をする、車内に冷房をかけて車内が冷えてから乗車するなどの暑さ対策が必要です。

しかし、照り返しが強いということはデメリットばかりではありません。庭でプールや水遊びをするときには、地面の暑さで水温が下がりにくいのでお子さんが風邪を引く心配はなく、快適に水遊びができます。

ガーデニングはできない

外構全体をコンクリートで仕上げると、ガーデニングはできなくなってしまいます。シンボルツリーや野菜など、根を張る植物は植えられません。コンクリートの隙間に少し花を植えるなど、ほんの少しならばガーデニングができますが、コンクリートの影響で植物の育ちが悪くなってしまう恐れがあります。

撤去費が高額になる

コンクリートは撤去時に、撤去費用が高額になってしまいます。撤去費用はコンクリートの厚みや鉄筋やワイヤーメッシュ有無によって変わってきますが、「1,000〜1,500円/㎡」が費用相場です。

費用を少しでも抑えるためには、必ず複数社に見積を依頼しましょう。

汚れが目立ってしまう

コンクリートは「タイヤ跡・カビ・サビ」など、汚れが目立ちやすいのがデメリットです。コンクリートは明るい色なので、汚れはどうしても目立ってしまいます。汚れを放置しておくとなかなか取れなくなってしまうので、汚れを見つけたら早めに掃除をすることが大切です。

では、コンクリートはどのような手入れが必要なのでしょうか。次は、コンクリートの手入れ方法を確認していきましょう。

庭をコンクリートにしたときの手入れ方法

タイヤ跡はブラシで水洗い

駐車場は車を出し入れするので、タイヤ跡はどうしてもできてしまいます。タイヤ跡の汚れはキレイに落とし切ることは難しいですのですが、ブラシや高圧洗浄機を使って水洗いをすれば目立たない程度まで薄くできます。

なかなか薄くならないタイヤ跡には、洗剤を使ってみましょう。

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カビや苔には洗剤を使う

コンクリートに生えたカビや苔はとても頑固なので、洗剤を使って落とします。カビや苔も放置しておくとなかなか落ちなくなってしまうので、見つけたときには早めに掃除しておきましょう。

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サビは高圧洗浄機で落とすかヤスリで削る

サビもカビや苔と同様に、放置しておくとなかなか落ちなくなってしまいます。サビは駐車場が劣化して見える原因にもなるので、早めに落としてきましょう。サビを落としたいときには、まずは高圧洗浄機を使ってみてください。高圧洗浄機でも落ちない場合には、ヤスリで表面を削りましょう。

「なるべく傷つけたくない」と思う方は、ヤスリを使う前に洗剤を試してみてください。

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コンクリートは耐久性が高くほぼメンテナンスフリー

コンクリートは耐久性に優れているのでメンテナンスがほとんど必要なく、耐用年数が長いことがメリットです。また、雑草も生えてこないので、庭の手入れも楽になります。

ただし、夏場の照り返しが強いことや、キレイな状態を保つためには定期的な掃除が必要なことは、デメリットと言えるでしょう。ですが、手入れに関しては、土や芝生よりも手間がかからいことは確かです。

「除草をしたくない」「できるだけメンテナンス費用はかけたくない」と考えている方は、コンクリート仕上げを検討してみてくださいね。

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