外構BLOG

エクステリアに関するお役立ち情報を配信しています。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. エクステリアの基礎知識
  4. コンクリートをDIY!生コンクリートの作り方と必要な材料について

コンクリートをDIY!生コンクリートの作り方と必要な材料について

庭に土間コンクリートを敷きたいと思ったとき、生コンクリートを「業者に手配するかDIYするか」のどちらかになります。生コンクリートは初心者でもDIYできるので、チャレンジしてみませんか?

今回は、以下のことについてまとめました。

  • 生コンクリートを作る時に必要な材料
  • 道具
  • 材料の計算方法
  • 配合率の計算方法
  • 生コンクリートの作り方

土間コンクリートのDIYを検討している方は、参考にしてみてください。

生コンクリートを作る時に必要な材料と道具

コンクリートをDIYする際に必要な材料や道具は、ホームセンターや通販サイトで手軽に購入することができます。では、コンクリートのDIYに必要な材料や道具を見ていきましょう。

コンクリートのDIYに必要な材料

コンクリート作りに必要な材料は以下の通りです。

  • セメント:10kgで500円前後
  • 水:自宅の水道水でOK
  • 砂:20kgで200〜400円程度
  • 砂利:20kgで200〜400円程度

これらの材料をすべて混ぜ合わせると「生コンクリート」が出来上がります。生コンクリートが固まったものが、コンクリートです。コンクリートを敷きたい場所の広さや厚みから、必要な量を計算して材料を購入してください。材料の計算方法については後ほど解説していきます。

コンクリートのDIYに必要な道具

コンクリートのDIYに必要な道具は、以下の通りです。

  • プラ船(材料を混ぜ合わせるときに使う容器)
  • スコップまたはシャベル(小さいものと大きいもの1つずつあれば便利)
  • 軍手またはゴム手袋
  • マスク
  • ゴーグル

スコップはコンクリートを混ぜ合わせるときと生コンクリート流し込んで平にするときに使います。角スコップがあれば、生コンクリートを作るときにと流すときの両方で使えるので便利です。

セメントの粉は舞いやすいので、作業するときには必ずマスクを着用してください。ゴーグルもあれば安心ですが、なければ目に粉が入らないように注意しながら作業しましょう。

生コンクリート作りに必要な材料の計算方法

生コンクリートを作るときに気をつけておきたいのが、作りすぎてしまうことです。作りすぎても簡単に捨てられるものではないので、処分に困ってしまいます。

作りすぎを防ぐためにも、コンクリートを敷く体積から材料の量を計算しておきましょう。ここでは、材料の計算方法と生コンクリートを作るときの配合率について説明していきます。

体積から材料の必要量を求める

生コンクリートを作るときには、「体積」から材料の必要量を求めていきます。体積の単位は立方センチメートルです。建築業界では立米(りゅうべい)と呼ばれており、記号だと立方センチメートルと同じように「㎥」と書きます。

体積を求める式は、このようになっています。

  • 体積=縦×横×高さ

この式に「敷く場所の縦と横の長さ」と「コンクリートの厚み」を当てはめて計算していきます。

とはいっても、計算するのは面倒ですよね。そんなときには、「敷く場所の縦と横の長さ」と「コンクリートの厚み」を入力するだけで、材料別に必要量を計算してくれる便利なサイトがあるので紹介します。

コンクリート配合計算

寸法の単位が「mm」なので、単位に注意しながら入力してください。

生コンクリートを作る時の配合率

先ほど紹介したコンクリートの配合計算サイトを使えば簡単に必要量を求められますが、配合率が「1:2:3」で自動計算されています。配合計算サイトのまま購入しても問題ないのですが、念のため一般的な配合率や、材料を混ぜ合わせが上手くいかないときの配合率についても解説しておきます。

  • セメント:砂:砂利=1:3:6

この比率が一般的ですが、「固くて混ぜにくい」と感じたときには

  • セメント:砂:砂利=1:3:3

の比率を目安にして、砂利の量を半分に減らしてみてください。砂利の量を少なくすれば混ぜ合わせやすくなりますが、減らしすぎると強度が心配なので、減らしすぎに注意してください。

2m×2m×10cmの場所にコンクリートを敷く時の必要量

ここまで計算方法や配合率について説明してきました。数値を説明するだけでは、いまいちピンとこないかもしれないので、具体的な数値を当てはめて必要量を求めていきます。

たとえば、2m×2mの場所に厚さ10cmのコンクリートを敷きたいとき。先ほど紹介した配合計算サイトを使うと、こう求められます。

  • 縦(2000mm)×横(2000mm)×厚さ(100mm)=0.4㎥

セメント:砂:砂利=1:2:3の配合率で材料の必要量を求めると…

  • セメント:169.5kg(25kg袋が約7袋)
  • 砂:271.2kg(20kg袋が約14袋)
  • 砂利:406.8kg(20kg袋が約20袋)

「2m×2mの場所に厚さ10cm」のコンクリートを敷くためには、これだけの量が必要だとわかりました。配合計算サイトで計算すれば、袋数まで計算してくれるのでとても便利です。袋のkg単位も設定から簡単に変更できるので、ホームセンターに行って重さを確かめてからでも計算できます。

生コンクリートの作り方

必要な材料が揃ったら、生コンクリートを作っていきます。では、作り方を見ていきましょう。

まずはセメントと砂を混ぜ合わせる

先ほど説明した材料の配合率を目安として、生コンクリートを作っていきます。材料を混ぜ合わせるときには、すべての材料を一度に入れるのではなく、まずはセメントと砂から混ぜ合わせていきます。

セメントと砂を混ぜ合わせるときには、小さいスコップを使ってよくかき混ぜてください。

セメントと砂が混ざったら砂利を入れる

セメントと砂がしっかりと混ざり合ったら、砂利を入れてさらにかき混ぜてください。根気よくかき混ぜていくと、材料がだんだんと一体化してきます。砂利が見えなくなるくらいまで混ぜ合わせたら、次は水を入れていきます。

材料が一体化したら水を入れる

材料が一体化するまでかき混ぜたら、いよいよ水を入れていきます。水を入れたら混ぜるというより、ひたすら練り合わせましょう。水を加えると重量が出るのでシャベルが重たくなりますが、根気よく練ってください。生チョコレートくらいの滑らかさになったら、完成です。

生コンクリートは初心者でもDIYできる!

庭にコンクリートでDIYしたいと思ったとき、生コンクリートも自宅で簡単にDIYできます。生コンクリートを混ぜ合わせていくときには根気が必要ですが、コツさえ掴めば効率よく混ぜ合わせられるようになりますよ!

例に取り上げた計算例から見てわかるように、生コンクリートを作るときには大量に材料が必要になってしまいます。広い範囲に施工するときには材料が大量に必要なので、自力で運ぶのは難しいかもしれません。そんなときは、生コンクリートのみを業者に依頼することもできます。

施工する広さを計算式に当てはめてみて自分で運べる量であれば、生コンクリートをDIYしてみてくださいね!

関連記事

line