小スペースでも和風の庭にしたいなら坪庭がおすすめ!
趣のある和風の庭、憧れますよね。
ですが、和風の庭を造るためには広いスペースが必要だから…と諦めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
狭い庭こそ、「坪庭」にして和風の庭を楽しみませんか?
今回は小スペースでも和風の庭を演出できる、「坪庭」について紹介します。
小スペースでも和風の庭に!坪庭とは?
坪庭とは簡単に言うと、小規模な空間に造る和風の庭のことです。
採光や通風、鑑賞のために住宅の中庭などに取り入れることが多かったのですが、近年では狭い庭に造る和風の庭のことも「坪庭」と呼ぶようになりました。
狭い庭こそ坪庭に
和風の庭を造るためには広い庭が必要なイメージがありますが、狭い庭や採光の取りにくい庭こそ、坪庭がおすすめです。
狭い庭も坪庭にすることでリビングからの景観もよくなり、竹垣などを設置すれば目隠しとしての効果も期待できます。
都市部では広い庭を確保することが難しく、隣家との距離も近いので庭はほんの少しのスペースしか確保できないことがほとんど。
そんな狭いスペースを坪庭として活かし、景観を楽しみませんか?
坪庭のメリット
手入れしやすい
坪庭は狭い庭に造るので除草なども小スペースしかする必要がなく、手入れしやすいのがメリットです。
広い庭の場合には除草などの手入れも大変なので、庭師を雇っているご家庭も多くあります。
一方で坪庭の場合には手入れの範囲も狭いので、自分で簡単に手入れすることができます。
構成を考えやすい
坪庭の場合は小スペースの中で配置を考えればいいので、構成を考えやすいのもメリットです。
小スペースなので置ける物の数も限られており、組み合わせや配置をそこまで考える必要がありません。自分の配置したい最低限の物の配置だけを決め、周りに砂利を敷いたり庭木を植えたりするだけで坪庭の完成です。
費用を抑えられる
坪庭は費用を抑えられるのもメリットです。坪庭は小スペースなので、物をあまり置かなくても立派な庭に見えます。
広い庭の場合は、ある程度の数の物を置いたり庭木を植えたりしなければ、少し寂しい庭になってしましまうことも…
ですが坪庭の場合には灯篭などのメインになる物を置き、周辺を苔や庭木を植えるだけで和風庭園を演出することができるので、物を購入する費用があまりかかりません。
小スペースでも和風の庭に!坪庭に必要なアイテムは?
和風の庭にしたいとき、どんなアイテムを配置すればいいのか悩みますよね。
坪庭の場合には置ける物も少ないので、どんなアイテムを置くかによって庭のイメージは変わってきます。
ここでは坪庭のような狭い庭にも配置できる和風アイテムを紹介するので、参考にしてみてください。
灯篭
和風の庭といえば、灯篭をイメージする方が多いのではないでしょうか。
灯篭を配置するだけで、簡単に和風の庭を演出することができます。住宅用のコンパクトサイズの灯篭もあるので、庭のサイズによって灯篭の大きさを選んでみてください。
ししおどし
ししおどしを配置すれば庭に水の音が響き、趣のある和風の庭になります。住宅用のししおどしは、地面にプールボックスを埋め込んでホースで水を流すポンプ式のものが一般的です。
蹲(つくばい)などに水を落としたいときには、プールボックスを埋め込むなどの工事をしなければなりませんが、見た目だけ楽しみたい場合にはししおどしを設置するだけなので簡単に設置できます。
竹垣
竹垣も和風の庭を演出してくれます。
ブロック塀などに沿って設置すれば目隠しとしての効果もあるので、隣家との距離が近い庭におすすめです。
竹垣には樹脂製と、天然性のものがあります。
樹脂製の義竹は耐久性が強く、青竹などの天然竹は時間経過によって枯れていく様子も楽しむことができるので、好みで選んでください。
飛び石
飛び石も和風の庭には欠かせないアイテムです。見た目を楽しむのはもちろん、庭を歩いたときに靴を汚さない、歩く人を自然と誘導するといった効果もあります。坪庭の場合には狭い範囲に設置するので、見た目を重視して設置したらいいでしょう。
飛び石の打ち方にはアーチ状に設置する「大曲り」や、2つごとにずらして配置する「二連打ち」などいろいろな打ち方があるので、好きな打ち方を調べてみてください。
また設置方法も穴を掘り、地面に埋めるだけなので簡単に設置することができます。
砂利
除草をするのが面倒な方には、庭全体に砂利を敷くと除草の手間も省けますよ。
少し明るい雰囲気の庭にしたいときは白玉のような綺麗な白色の「白玉砂利」、高級感のある庭にしたいときには、碁石としても使用されている「那智黒石」がおすすめです。
苔
庭に少し緑がほしいときには、苔を植え付けてみてください。
地面や石に苔を植え付けるだけで緑を取り入れることができ、日陰の庭でも枯れることがないので坪庭にはおすすめのアイテムです。
苔にも日向を好むものや日陰を好むものなど、さまざまな種類があるので庭の日当たりによって種類を選びましょう。
まとめ
今回は、小スペースでも和風の庭を演出できる、「坪庭」について紹介しました。
庭が狭いからと、景観を諦めることはありません。
狭い庭のメリットを活かして庭づくりを楽しんでみませんか?
ししおどしや飛び石の設置などは、プロに任せれば美しく設置してくれるでしょう。
DIYにチャレンジしたい方も、坪庭ならば気軽に挑戦できますよ!
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。