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玄関アプローチ コンクリート

玄関アプローチにコンクリートを使うメリットとは?デザインのアイデアも紹介

玄関アプローチの印象は、使用される素材によっても変わるでしょう。

コンクリートは、耐久性やスッキリとしたデザインになる素材です。

コストパフォーマンスもよく、玄関アプローチに使用したいと思っている人もいるのではないでしょうか?

しかし、コンクリートを使用した玄関アプローチは、シンプルすぎない?コンクリートだけでは殺風景になるのでは?と心配している人もいるでしょう。

今回は、玄関アプローチに使われるコンクリートに注目して、メリットやデメリット、デザイン例を紹介します。

コンクリートを使った玄関アプローチをお考えの方は、ぜひ参考にご覧ください。

コンクリートってそもそもどんな素材?

コンクリートってそもそもどんな素材?

そもそも、コンクリートとはどんな素材でしょうか?

道路や建築物など身近に使われている素材ですが、どんな素材?と聞かれると、答えにくいと感じる人もいるでしょう。

セメント協会によると、コンクリートは以下のように説明されています。

コンクリートは、水、細骨材、粗骨材、混和材料から構成されます。
参考:コンクリートとは

玄関アプローチに使われるコンクリートは「土間コンクリート」と呼ばれ、略して「土間コン」と呼ぶ人もいます。

土間コンクリートは、玄関アプローチや駐車場などの平面に施工させるコンクリートのことです。

玄関アプローチにコンクリートを使うメリット

玄関アプローチ

玄関アプローチにコンクリートを使うメリットを紹介します。

デザイン性

コンクリートは、デザイン性が高いことがメリットです。

駐車場などで使われるコンクリートは、四角いイメージがありますが、コンクリートはさまざまな形状で使用できます。

流れるような曲線のある玄関アプローチの形にも、使用可能です。

コスト

コンクリートは、コストもおさえられるメリットがあります。

土間コンクリートの費用相場は、約6,000円/㎡です。たとえば、タイルを使った場合は、約20,000円/㎡が相場と言われているため、コンクリートは他の素材に比べてコストがかからないことがわかります。

参考:庭の外構工事のアプローチの費用の内訳と価格の相場と平均目安は?

耐久性

コンクリートの耐用年数は約15年と言われています。

道路などに使われることから、耐久性の信憑性は言うまでもありません。

しかし、コンクリートはひび割れしやすい側面もあります。

そこで、施工する際にはワイヤーメッシュを入れて、ひび割れを防止し耐久性を高めています。

耐火性

コンクリートは、耐火性にも優れています。

万が一、近隣や自宅で火事があった場合でも燃えにくい性質があるため、燃え広がることを防止する役割もあるでしょう。

掃除がしやすい

平に施工されたコンクリートのアプローチは、ゴミや落ち葉が落ちていても掃除がしやすい点がもメリットです。

レンガやタイルなどは、目地にゴミが入って取りにくいといったケースもあるかもしれません。

コンクリートは、簡単な作業でキレイな外観を保てるため、メンテナンスの不安も少ないでしょう。

施工のしやすさ

コンクリートのメリットでは、デザイン性が高い点を紹介しました。

施工がしやすいことで、よりデザイン性も楽しめる素材です。

また、職人のスキルに左右されにくい点もメリットです。

他の素材では、職人の当たり外れが完成度に現れる場合がありますが、コンクリートは施工がしやすいことで職人による完成度の違いの心配もあまりありません。

玄関アプローチにコンクリートを使った際のよくある後悔

よくある後悔

デザイン性や耐久性に優れたコンクリートですが、コンクリートを使った場合に後悔するケースもあります。

ここでは、コンクリートのよくある後悔を紹介します。

暑くなりやすい

コンクリートは、熱を吸収し蓄える性質があります。

真夏の日差しが強い日は、素足では歩けないほどの熱さになることもあります。

さらに、日差しの照り返しによって、暑さをより感じることがあるでしょう。

照り返しによって、周りの温度も上がるため、夏は打ち水をするなどの対策がおすすめです。

仕上がりが悪かった

コストがおさえられるため、コンクリートを採用する方もいます。

しかし、完成後自宅の外観との相性が悪く、結果として仕上がりに満足できなかったというケースもあります。

コストだけではなく、全体的なデザインに合わせて素材を選びましょう。

滑りやすい

コンクリートのデメリットに、雨の日は滑りやすいことがあります。

滑ってしまうと、怪我につながる心配があります。

洗い出しや滑り止め加工をするなど、デザインを考えたり対策をしたりすることがおすすめです。

殺風景になりやすい

コンクリートは、無機質でスッキリとした印象が特徴です。

モダンでスタイリッシュな雰囲気になる一方で、殺風景と感じる方もいるでしょう。

コンクリートとの間に芝や砂利を引くなど、コンクリートは他の素材と組み合わせることも可能です。

また、スタンプコンクリートや洗い出しなどのデザイン性を取り入れるなど、工夫することがおすすめです。

玄関アプローチにコンクリートを使う際の費用は?

コストの面でも紹介したように、コンクリートの相場は約6,000円/㎡です。

コンクリートを施工する前の基礎を整える必要があったり、素材によって金額は異なります。

玄関アプローチに使うコンクリート活用アイデア

玄関アプローチに使うコンクリート活用アイデア

コンクリートを使用した際のよくある後悔でも紹介したように、デザインが寂しいと思う人もいるかもしれません。

コンクリートは他の素材と組み合わせたり、形状を工夫することで、より魅力的な玄関アプローチになります。

目地(すきま)を活かす

隙間を活かす方法です。

コンクリートとコンクリートの隙間から、芝や砂利が覗いているとおしゃれさが増します。

サークル上にする

コンクリートをサークル上に施工し、複数並べるデザインもあります。

ほかの素材と組み合わせる

コンクリートとタイル・コンクリートとレンガなど他の素材と組み合わせたデザインもおすすめです。

組み合わせした次第で、さまざまな印象のデザインが出来上がります。

インターロッキング

コンクリート製のブロックを使うことで、レンガのように色を組み合わせたデザインも可能です。

滑りやすさも軽減し歩きやすい点も特徴の素材です。

洗い出し

コンクリートの施工の仕上げに表面のコンクリートを洗い出し、中になる砂利や石を表面に出す方法です。

美しい見た目が人気ですが、職人による仕上がりの差もある点がデメリットです。

スタンプコンクリート

コンクリートにスタンプをして、タイルやレンガなどの雰囲気を作る手法です。

一見すると、タイルやレンガのように見えるデザインは、コンクリートとはすぐには気づかないかもしれません。

素材を使用することより施工が早く、スタンプによる加工で滑りにくくなることも期待できるでしょう。

まとめ

コンクリートはスッキリした見た目が特徴です。

モダンでスタイリッシュにしたいデザインには、コンクリートはおすすめの素材でしょう。

コストパフォーマンスにも優れ、雑草やゴミなどのメンテナンスは少なくすみます。

一方で、雨の日の滑りやすさや日差しの照り返しはデメリットです。

打ち水や滑りにくい加工をするなど、工夫した対策が必要でしょう。

また、コンクリートを加工したスタンプコンクリートや、インターブロック、洗い出しなど、スッキリとした印象だけでないデザインのコンクリートもあります。

シンプルな仕上がりは、他の素材とも相性がいいため、素材を組み合わせることでオリジナリティのある玄関アプローチが出来上がります。

コンクリートといっても、さまざまなデザインの玄関アプローチが可能です。

どんな玄関アプローチにしようかお悩みの方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

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