外構BLOG

エクステリアに関するお役立ち情報を配信しています。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. フェンス・塀
  4. エクステリアのフェンスの役割とは?フェンスの選び方4ステップ
エクステリアのフェンスの役割とは?フェンスの選び方4ステップ

エクステリアのフェンスの役割とは?フェンスの選び方4ステップ

自宅のエクステリアを満足のいくデザインしても、「なんだか外からの視線が気になる」という経験はないでしょうか?

現在は、オープン外構やセミクローズ外構と呼ばれるエクステリアのデザインもあります。コストをおさえられ開放的なエクステリアにできる一方で、外からの視線が気になる点がデメリットです。

また、クローズ外構と呼ばれる、外との境界線上にフェンスや生垣を設置したデザインでは、どんなフェンスにしようか、デザインの要となるため、フェンス選びに慎重になる人もいますよね。

そこで、今回はエクステリアのフェンスについてまとめました。これからフェンスの設置を予定している方は、ぜひ参考にチェックしてみてくださいね。

エクステリアのフェンスの目的

エクステリアのフェンスの目的

フェンス選びの際も、目的を決めておくことは大切です。なぜなら、目的に応じて、フェンスのデザインや高さを決めるからです。そこで、フェンスの目的とは一体何なのか?ここでは、フェンスの目的を4つ紹介します。

目隠し

まず、フェンスの主な目的は、目隠しです。フェンスを設置する人の多くが、外部からの視線や室内が見えることを心配し、フェンスを検討するのではないでしょうか?

室内にいるときに限らず、庭やウッドデッキで過ごす際も、道路に面している場合は通行人の視線が気になることもあるでしょう。

フェンスを設置することで、プライバシー空間が守られ外部の視線を感じずに安心して過ごせます。

境界線をはっきりさせる

フェンスには、境界線をはっきりさせる役割もあります。

もし、フェンスがない場合、人通りの多い道路と面している住宅では、見ず知らずの人が自宅の敷地内を通過してしまうことも考えられます。

しかし、フェンスが設置されていれば、フェンスの内側は私有地だと判断でき、知らない人の通行を予防できるでしょう。

このようにフェンスを設置することで、不法な侵入を防ぎ、自宅敷地範囲を周囲に認知させられます。

デザイン性の向上

フェンスを設置することで、エクステリア全体のデザイン性を向上させることも可能です。

住宅のデザインとマッチしたフェンスを設置すると、デザインにメリハリができます。

また、自宅前に自転車やガーデニンググッズなどを置いていると場合も、フェンスが効果的です。

フェンスによって、何気なく置いていたものが外から見えにくくなり、生活感がなくなります。その結果、スッキリとした外観の印象を与えます。

フェンスは、生活感を隠しながら、エクステリアのデザインを向上させる点でも効果的です。

防犯・安全対策

「境界線をはっきりさせる」目的でも紹介したように、フェンスがあることで、外部の人が敷地内に入りにくくなります。その結果、不審者の侵入も防ぎ、防犯対策にも効果が期待できます。

また、フェンスは安全対策でも効果的です。お子さんやペットのいる家庭では、お子さんやペットの急な飛び出しに危険を感じ、ドキッとした経験はないでしょうか?

特に、直接道路に面している場合、フェンスがなければそのまま道路に飛び出してしまう心配もあります。しかし、フェンスが設置されていれば、フェンスで一旦止まり、出入り口から外へ出るため、急な飛び出しの防止に役立ちます。

外部からの侵入や家族を守るために、フェンスが効果を発揮します。

エクステリアに使うフェンスの選び方

エクステリアに使うフェンスの選び方

目隠し以外にも、フェンスには使用目的や効果がありました。しかし、一言でフェンスといっても、たくさんの種類があります。そこで、ここでは、一般的なフェンスの選び方を紹介します。

どんなフェンスにしようか、お悩みの方は参考に4つのポイントをチェックしてみてください。

1.目的を決める

フェンスを設置する目的を決めましょう!目的を決めることで、フェンスを設置場所やデザインを選ぶことに役立ちます。

例えば、境界線をはっきりすることが目的の場合、どの位置にフェンスを設置すればいいのか把握できます。目隠し効果が必要な場合は、フェンスの隙間や網目の大きさなど、実際の見え方を検討する必要があるでしょう

一方、デザイン性重視であれば、フェンスの隙間や網目の大きさの優先順位は低くなります。

フェンスを設置する目的をはっきりさせることで、満足度が高く効果的なフェンスの設置に役立ちます。

2.フェンスの高さを決める

次に、フェンスの高さを考えてみましょう。フェンスの目的によって、必要な高さが異なるためです。

もし、外を歩く人からの視線を遮断したいと目隠し効果を高めたい場合は、大人の身長ほどの180㎝を目安に設置することで、目隠しの効果を高められます。

一方、お子さんやペットの飛び出しを予防したい場合は、お子さんの性格や身長にもよりますが、90㎝〜100㎝ほどでも効果が期待できます。

目的に応じて高さを検討し、快適なフェンスの高さを選択しましょう。

3.設置場所の確認

フェンスの目的や高さを決めたら、実際に設置する場所を確認しましょう。場所の確認をしないまま、フェンスを決めると実際はスペースがなく、設置できなかったというケースも考えられます。

また、スペースに余裕のある場合は、フェンスをやや内側に設置し、外側には植栽を植えるなどのアレンジも可能です。

スペースに応じて、フェンスのデザインや設置の方法など検討しなければならないケースがあるため、フェンスの設置前に設置場所をよく確認しておくことがおすすめです。

4.フェンスのデザインを決める

フェンスのデザインもチェックしていきましょう。自宅の外観にマッチするフェンスの素材やデザインを意識しながら、選ぶことがポイントです。

フェンスには主に、「アルミ製」「樹脂製」「スチール製」があります。

アルミ製

アルミ製のフェンスは、エクステリア用に開発された製品がたくさんあります。アルミ製のフェンスは、軽くて丈夫な点が特徴です。見た目もスッキリとした印象があります。

アルミ製のフェンスは、無機質だと感じる人はいないでしょうか?

実は、アルミ製のフェンスはデザインも豊富な点がメリットです。

特にアルミ鋳物と呼ばれる素材は、重厚感や高級感のあるデザインです。エレガントな洋風な外観に仕上がるため、デザイン性のあるフェンスとして人気です。

樹脂製

ナチュラルな雰囲気のフェンスを設置したい方は、木材を利用したいと考えるかもしれません。しかし、木材は腐食する可能性があり、塗料の塗り直しなどメンテナンスも必要です。

一方で、樹脂製のフェンスは、木目調のデザインがあり、ナチュラルな雰囲気ともマッチします。樹脂製であるため、天然木のような害虫の被害の心配はなく、カラーバリエーションも豊富な点がメリットです。

スチール製

スチール製のフェンスは、格子状に組まれたデザインのメッシュフェンスが有名です。メッシュフェンスはイメージ通り、目隠しの効果はほとんどありません。

目隠しの効果の高いフェンスは、風や光を遮断してしまうデメリットがあります。そのためフェンスを設置すると、場所によっては、通気性が悪くなり日光も当たらず、ジメジメとした空間になる心配があります。

スチール製のメッシュフェンスは、目隠し効果はありませんが、風通りや採光力は抜群です。また、隠し過ぎることがないため、周りの視線によって、不審者が侵入しにくい防犯性も期待できます。

飛び出し防止や境界線を目的とした場合、開放感を保ちながらフェンスを設置する際に有効なフェンスでしょう。

5.予算と優先順位を考慮する

最後に、予算と優先順位を合わせて考えてみましょう。フェンスの設置費用は、設置する範囲・フェンスの品質・デザインなどによって異なります。

自宅周辺を囲うようにフェンスを設置した場合は、部分的な設置と比べて費用がかかるでしょう。またフェンスそのものが、デザインや品質が良く高額な場合もあります。

フェンスの目的やデザインなどから、設置する優先順位を考えることで、予算をオーバーしすぎずにフェンスが設置できます。

  • 予算をおさえて、フェンスのグレードを下げる。
  • 予算よりもデザインを重視する。

など、予算と優先順位を考慮してフェンスを選びましょう。

フェンス選びの注意点

フェンス選びの注意点

最後に、フェンスを選ぶ際の注意点を2つ紹介します。

素材やデザインは目的と設置場所に合わせる

ステキなデザインのフェンスを見つけても、目的や設置場所があっていなければ、理想的な効果は得られません。

例えば、目隠しを目的としていたのに、デザイン性は高いけれど隙間のあるフェンスを選んだ場合です。外部からの視線が気になるためフェンスを設置したのに、設置後も外部からの視線を遮られずに、フェンスを設置した意味がなくなってしまいます。

そのほかに、フェンスを設置したら日当たりが悪くなるケースもあります。日当たりを確保できるフェンスの高さや設置場所、デザインを検討することがおすすめです。

また、住宅の外観と合わないデザインのフェンスもおすすめできません。住宅の外観とフェンスのデザインがちぐはぐな場合、全体的なデザインに統一感がなく、おしゃれな自宅外観やエクステリアのデザインも台無しになってしまいます。

フェンスを選ぶ際は、目的・場所・デザインなど総合的な条件から選ぶことがおすすめです。

隣の家とのトラブル

フェンスを設置することで、隣接する住宅とトラブルになってしまうケースがあります。

極端にいえば、境界線と思っていた場所にフェンスを設置したら、お隣の敷地内だったということになれば、トラブルに発展してしまうでしょう。また境界線だけではなく、日当たりもトラブルになるケースです。

隣の家とのトラブルを解決できない場合、最悪の場合、住みにくくなってしまいます。トラブルを防止するためには、フェンス設置前に隣の家へ説明を兼ねて、挨拶に行くことがおすすめです。

お互いの境界線の認識をはっきりとさせ、日当たりに問題はないかなど、事前に相談しておきましょう。

事前の挨拶は、フェンス設置後の関係も、良好に保てることにつながります。隣の人との境界線にフェンスを設置する際には、トラブルにならないように事前に配慮しておきましょう。

まとめ

フェンスは、目隠しだけでなく、防犯や安全にも効果があります。また、フェンスを設置することで、エクステリア全体のデザイン性が向上するメリットも期待できます。

しかし、目的をはっきりさせずにフェンスを選んでしまったり、自宅外観を考えずにフェンスのデザインを決めたりしては、効果的なフェンスを設置できません。

フェンスを選ぶ際は、以下の4つのポイントに気をつけて選んでみましょう。

  1. 目的を決める
  2. 高さを決める
  3. フェンスを選ぶ
  4. 優先順位を考える

また、フェンス設置の際は、隣の人へ事前にフェンス設置の説明をしておくことで、トラブルを防止することに役立ちます。

これからフェンスを設置する予定の方は、ぜひ本記事を参考にフェンスを選んでみてくださいね。

関連記事

line