防草シートとは?メリットとデメリットを解説
ふと庭に目をやると、雑草が生えていてげんなりしてしまうこと…ありますよね。草抜きが面倒だと感じているのなら、庭に防草シートを敷いてみませんか?
防草シートは雑草対策の他にも、砂利やウッドチップを敷くときに使用すると便利です。防草シートを見たことがない方は、防草シートがどんなものかイメージできないと思います。そこで、今回は防草シートを敷いておきたい場所やメリットデメリットを解説します。
庭の手入れが億劫に感じている方は、参考にしてみてくださいね。
防草シートとは?敷いておきたい場所はどこ?
防草シートは、その名の通り雑草を防ぐためのシートです。シートを敷いて地面に日光が当たらないようにすることで、雑草の光合成を防ぎ、雑草の繁殖を防ぎます。
庭や家庭菜園など、雑草を生やしておきたくない場所は意外と多いものです。ここでは、防草シートを敷いておきたい場所を確認していきましょう。
雑草が生えやすい場所
庭や玄関周りなどの雑草が生えやすい場所には、防草シートを敷いておきましょう。雑草はとてもたくましいので、草抜きをしても1ヶ月後には元通り、ということも珍しくはありません。
面倒だからと雑草を放置しておくと、庭の景観を損ねてしまいます。そうならないためにも「庭の手入れをできるだけしたくない」と感じている方は、あらかじめ防草シートを敷いておきましょう。
砂利を敷いたりウッドデッキを作る場所
駐車場や庭に砂利を敷いたりウッドデッを作るときにも、防草シートが活躍します。雑草は砂利やウッドデッキの隙間からも生えてくるので、手入れが大変です。ですが、防草シートを下に敷いておけば、雑草が生えてくる心配もありません。
また、ぬかるみ防止効果のある防草シートを敷いておけば、雨の日の地面のぬかるみも防ぐこともできるので、砂利の下にはぬかるみ防止の防草シートがおすすめです。
日陰になっている場所
日陰になっている場所は雑草とは無縁だと思いがちですが、雑草ではなく苔やカビが生えてしまいます。苔やカビには除草剤が効かないので、雑草より手入れが大変になってしまうことも。
そのため、日陰には抗菌剤入りの防草シートを敷いておきましょう。苔やカビは菌の繁殖によって増えてしまうので、抗菌剤入りの防草シートを敷いておけば苔やカビを防ぐことができます。
防草シートのメリット
庭の手入れがラクになる
防草シートの一番のメリットは、やはり庭の手入れがラクになることです。草抜きは思っている以上に腰に負担がかかってしまう作業です。草抜きや庭の手入れによって、腰を痛めてしまうこともあるほどです。
防草シートを敷いておけば、雑草が生えてくることはないので、腰を痛めてしまう心配もなくなります。
砂利の下に敷いておけば二重で雑草対策ができる
先ほども書いたように、砂利を敷くだけでは雑草対策は不十分なので、防草シートが必要です。砂利の下に防草シートを敷いておけば、砂利とシートの二重で雑草対策ができます。
ですが、防草シートには注意点があります。それは、防草シートの耐久性です。砂利のように重量のあるものを乗せる場合、耐久性のない防草シートだとすぐに破れてしまいます。
そのため、砂利の下に敷く防草シートは耐久性の高いものを選んでください。
費用があまりかからない
防草シートのメリットには、費用があまりかからないことも挙げられます。シートにはさまざまな特徴の商品があり、安価なものだと10mのシートが1,000円以内で手に入るので、とても経済的。ただし、安価なシートは耐用年数が短いものが多いので、定期的な交換が必要です。
初心者でも簡単に敷ける
防草シートは、初心者でも簡単に設置できることがメリットです。手順に沿って行えば、下準備を含めて数時間で設置できます。作業に必要な道具も全てホームセンターで揃えられるので、休日に手軽に挑戦できますよ。
防草シートのデメリット
庭の手入れがラクになり、初心者でも施工できる防草シートですが、デメリットもあります。ここでは、防草シートのデメリットを確認しておきましょう。
種類によってはメンテナンスが必要
先ほどメリットの部分で書いたように、防草シートは10mを1,000円以内で購入できる安価な商品も多く、とても経済的です。しかし、安価な商品は耐用年数が短いものがほとんど。そのため、数年ごとに定期的なメンテナンスが必要です。耐用年数が半永久的の商品もありますが、数万円と高額になってしまいます。
防草シート単体で使うときには見栄えがよくない
防草シートは、見栄えがいいとは言えないのがデメリットです。シートを単体で使うときには、黒いシートが地面に敷いてある状態になってしまうので、見栄えがいいとは言えません。
見栄えをよくするためにも、防草シートの上には砂利やウッドチップを乗せることをおすすめします。
シートを敷く前の下処理が大変
防草シートを敷くときには、除草や整地などの下準備がとても大切です。除草がしっかりできていないと、防草シートを突き破って雑草が生えてきますし、勾配ができていると雨の日に水たまりができて、シートが傷んでしまいます。
下準備に手間がかかるという点は、防草シートのデメリットだと言えるかもしれません。
敷く場所によっては費用が高くなってしまうことも
防草シートには安価の商品も多いのですが、駐車場用や砂利用などの耐久性が求められるものは高額なものばかりです。なかには、2.5×5mの車1台分のサイズで6万円を超えるものも。ただし、耐久性の高い商品は耐用年数も長いので、メンテナンスはほぼ必要ありません。
ただ、「できるだけ安く抑えたい」と考えている方にとって費用が高額になることは、デメリットに感じてしまうと思うます。
庭の手入れがラクになる防草シートをうまく活用する
防草シートを敷いておけば、除草の手間も省けるので庭の手入れがラクになります。砂利やウッドチップと一緒に使用すれば防草効果も高まり、見栄えもよくなるのでおすすめです。
防草シートは基本的には費用を安く抑えられますが、定期的なメンテナンスが必要なことは覚えておいてください。
場所や目的に合った防草シートを選んで、庭の手入れをラクにしましょう。
外構・建築関連の会社で15年の勤務後に独立、埼玉外構を設立。お客様に喜んで頂けるよう、リーズナブルなエクステリアプランをご提案しています。