カーポート照明の後付け/人感センサー・ソーラーライトの選び方と注意点
カーポートの照明は、あとから付けられます。選ぶ順番は、①電気をどこから取るか(電源)、②どう点けるか(人感センサーなど)、③どこに、どんな形の照明を付けるか、の3つです。配線の要らないソーラー式と電池式は自分で取り付けられ、家の100Vの配線につなぐ工事は、電気工事士の資格を持つ人が行います。
埼玉県三芳町の外構会社・埼玉外構が、電源ごとの違い、DIYでできる範囲と資格が要る工事の線引き、明るさ・取付位置・防水の確かめ方をまとめました。
カーポート照明の種類と選び方
①電源:電気をどこから取るか
まず、電気をどこから取るかを決めます。
| 方式 | 電気の取り方 | 向いている場所 | 気をつけること |
| ソーラー式 | 太陽光パネルで充電する | パネルに日が当たる場所 | 曇りや雨の日、秋から冬は充電が減り、点灯時間が短くなったり点かなかったりすることがある |
| 電池式・充電式 | 乾電池・充電池 | 日が当たりにくい場所、位置を試してから決めたい場所 | 電池の交換や充電が要る |
| 家庭の電源(100V) | 家の配線や屋外コンセントから取る | 毎晩使う場所、天候に左右されずに点けたい場所 | 屋内の配線から電線を延ばす工事や、コンセントの新設は電気工事士が行う |
| 家庭の電源(ローボルト) | 屋外コンセントに差した専用の変圧器(トランス)で、12Vなどに下げて使う | 足元灯やスポットライトを何灯か並べたい場所 | 変圧器を差す屋外コンセントが要る。取付の条件は製品ごとに確かめる |
家庭の電源を使う方式は、天候に左右されずに電気を送れます。明るさは方式ではなく製品の仕様で決まるので、比べるときは製品ごとの明るさを見ます。ソーラー式は家の電気代がかかりませんが、充電池などの交換にかかる費用は製品によって違います。
ソーラー式のパネルは、朝から夕方まで日陰にならない場所に置くよう、メーカーも案内しています。カーポートの屋根の下に照明を付けたいときは、パネルと本体がコードで分かれたタイプを選び、パネルだけを屋根の外の日が当たる場所に向ける方法があります。
②点け方:人感センサーなど
電源を決めたら、どう点けるかを選びます。
- 人感センサー:人や車の動きを感知したときだけ点きます。防犯を重視するなら、死角になる場所を照らす向きに付けます。人以外の動物などに反応することもあるので、感知する範囲を調整できる製品だと、向きを合わせやすくなります。
- 明暗センサー:暗くなると点き、明るくなると消えます。夜のあいだ明かりを灯しておきたいアプローチなどに向きます。
- タイマー:点ける時間を決めておけます。
- スイッチ:使うときだけ点けます。
③形と取付位置
- ダウンライト:カーポートの屋根や梁から下を照らします。機種によっては、カーポートのメーカーが専用の照明を用意しています。今あるカーポートに付けるときは、品名を確かめ、メーカーの資料で対応を確認してから計画しましょう。
- スポットライト:柱や植栽、壁を照らして、夜の外観に奥行きを出します。光の向きを調整できるものだと、照らす所を合わせやすくなります。
- 足元灯(フットライト):通路や段差の位置を示します。
光の色は、建物や門まわりの照明とそろえて選びます。電球色は赤みがかった温かみのある光、昼白色は白くさわやかな光です。

カーポートの後付け照明、DIYでできる範囲と電気工事が必要なケース
配線の要らないソーラー式・電池式は、自分で取り付けられます。家の電源を使うときは、作業の中身で分かれます。
| 作業 | 資格 |
| ソーラー式・電池式の照明を取り付ける | 要らない |
| プラグの付いた照明を、今ある屋外用のコンセントに差して使う | 要らない(配線の工事を伴わない) |
| ローボルト照明で、変圧器から先(12Vなどの側)を配線する | 製品の説明書で確かめる(減圧したローボルトの配線は、資格が要らないと案内するメーカーもある) |
| 屋内の配線から電線を延ばしてつなぐ、屋外用のコンセントやスイッチを新しく付ける、100Vの電線を外壁やカーポートに固定する | 第一種または第二種電気工事士が行う(電気工事士法) |
ローボルトの変圧器を差す屋外コンセントが無いときは、コンセントを新しく付ける工事が要ります。
マグネット式の照明は、柱や梁がアルミ製のカーポートには付きません。ネジで留めるときは、カーポートに穴をあけてよいかを取扱説明書やメーカーの案内で確かめてから作業しましょう。高い所の作業になるので、脚立を支える人と2人で取り付けます。
業者に頼むときは、配線の長さと通し方、コンセントやスイッチの新設の有無、照明器具の数を、見積の内訳で確かめます。これからカーポートを建てる場合は、照明の位置と配線の通り道も、カーポートと同じ打合せで決めておけます。カーポートは建築確認申請が要る場合があり、確認を受ける義務は建築主(施主)にあります。申請のことは、新築の外構をどこに頼むかの記事で触れています。
明るさ・防水・保証の確かめ方
明るさは、ルーメンと取付位置で考える
ルーメン(lm)は、照明器具が出す光の量です。照らされた場所の明るさ(照度、lx)は、同じルーメンでも、取付の高さや光が広がる角度で変わります。製品のルーメンだけで決めず、車の出入りや乗り降りをする場所が見えるか、運転席や隣の家に光が直接入らないかを確かめましょう。
防水は、IP等級と設置場所の指定で確かめる
IP等級は、ほこりや水の入りにくさを表す記号で、「IP」のあとの1桁目が固形物(ほこりを含む)、2桁目が水に対する保護の程度です。例えば2桁目が4ならあらゆる方向からの水しぶき、5なら噴流水、7なら決められた条件での一時的な水没に対して、有害な影響を受けないことを表します。
数字だけで使える場所が決まるわけではありません。屋外用として売られているかに加えて、雨のかかり方、取付の向き、設置場所がメーカーの指定に合うかを確かめてください。地面に埋め込むなら、埋め込みに対応した製品と施工方法が必要です。
保証と交換部品
保証の無い製品は、故障したときに修理や交換の手立てが限られます。メーカーの保証期間と、交換用の電池や部品が手に入るかも確かめておきましょう。
照明を付けると、夜のカーポートまわりはどう変わる?
照明は、車の出し入れや乗り降り、段差のある通路の足元を見やすくします。人感センサーで点く照明なら、夜に人が近づいたことに気づくきっかけにもなります。カーポートだけでなく、玄関までの通路や門まわりの照明と合わせて、動線に沿って暗い所を残さないように配置すると使いやすくなります。
カーポート照明のまとめ
カーポートの照明は、電源(ソーラー・電池・家庭の電源)→点け方→形と位置の順に選びます。家の100Vの配線につなぐ工事は電気工事士が行い、ソーラー式・電池式の照明は自分でも取り付けられます。明るさは取付位置と合わせて、防水は設置場所の指定と合わせて確かめましょう。
カーポートに照明を組み込んだ外構などの施工例は、施工事例の一覧で写真と予算帯から探せます。
相談のときは、外構の予算、希望する工事、工事の希望時期を、分かる範囲でお知らせください。打合せは現地かオンラインで行い、予算と希望に合わせたプランをご提案しています。

