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外構工事の工期を大きく左右する2つのポイント

外構工事を検討中の方や、すでに工事を契約した方の中には「外構工事にはどのくらいの期間がかかるの?」「工事内容によっては時間がかかったりするの?」など、工期に関する疑問を持つ方も多いと思います。

外構工事の工期は「クローズド」「オープン」「セミクローズド」といったように、外構のどのスタイルを選択するかによって異なります。また、住まいの状況や周辺環境、天候によっても変わるため、一概にどれだけの工期がかかるとは言い切れない側面があります。

しかし、あらかじめ目安だけでも把握しておけば、見通しが立って準備もしやすいでしょう。この記事では、外構工事の工期の目安と、工期を大きく左右する2つのポイントについて解説します。

工期は工程表を確認する

外構工事は、庭のみの施工から玄関まわり、カーポートに至るまでさまざまなケースがあります。そのため、業者から事前に工程表をもらい、確認しておくことがポイントです。

工程表とは、工事のスケジュールが一覧になって書かれたものです。「◯月✕日に何の工事をする」「この作業には◯日間程かかる」といった作業内容が記されているため、そこに記載してある日程を参考にするのがベストです。建設業界では、作業に入る前に工程表を作成し、依頼主に提示してスケジュールの了解を得るのが一般的です。通常は依頼しなくても工程表が渡されますが、もし渡されなければ提出を依頼してみましょう。

既製品の有無で工期は大きく変わる

外構工事の工期を左右するポイントの一つが、既製品の有無です。

門扉やバルコニーで既製品を用いる場合は、基本的には設置のみなので2~3日で終わる場合が多いです。一方、オーダーメイドで1から作るとなると、2週間程度の工期を要する場合もあります。

以前の外構工事では、現場に資材を搬入し、その場で製作から組み立てまで行うのが一般的でした。しかし現在では、木目調のフェンスや宅配ボックスが付属した門柱、シャッター付のガレージなど、おしゃれで便利なエクステリアが数多く販売されています。

こういった背景もあり、それら既製品を現場に搬入して設置する方法が主流になっています。

雨季は工期遅れが発生しやすい

外構工事は屋外作業になるため、梅雨や台風などのシーズンは工期が大幅に遅れる場合もあります。例えば、コンクリートやモルタルなど、雨によって仕上がりが悪くなる材料を使った工事は、雨天の際には中止することが多いです。

また、止水処理のコーキングができずに作業が停滞してしまうケースもあります。そのため、雨季は工期遅れが発生しがちで、工事そのものの品質も下げてしまう懸念があるのです。

おおよその工期目安

外構工事の工期は、戸建住宅だとおおよそ2週間から1ヶ月程度と言われており、長くても3ヶ月以内で完了することが多いです。ただ、前述した通り外構工事には3つのスタイルがあり、防犯性に優れた「クローズド外構」、開放感を重視した「オープン外構」、その両方を兼ね備えた「セミクローズド外構」があります。

どのスタイルを採用するか、各種エクステリアをどのくらい設置するかによっても工期が変わります。この章では、外構工事の作業別に詳細な日数を解説します。

庭まわりの工事

庭まわりの工事は、植栽や芝生の植え付け、花壇の設置など施工内容によって期間が変わります。種類や本数にもよりますが、植栽は約1~2日程度で完了します。花壇をレンガで作る場合はさらに1週間程度、芝生の植え付けなら約1~2日程度延長されるでしょう。大体、数日から一週間程度で終わる場合が多いです。

門まわりの工事

門まわりの工事は、既製品の門扉を設置するだけなら約1~2日程度で完了します。一方、オーダーメイドでコンクリートブロックを積み重ねたり、タイルを貼り付けたりして門袖や門壁を作る場合は、約2週間程度の期間がかかります。
既製品はパーツを組み合わせるだけで完成しますが、オーダーメイドの場合はモルタルを乾燥させる時間なども必要になるため、倍の日数がかかります。これに加え、形が複雑であったり、繊細な装飾を施したりする場合もより多くの施工期間が必要になります。また、前述した通りモルタルの硬化時間は雨や天候によっても変化するため、2週間を超える場合もあります。

また、この他にもバルコニーやベランダを設置するような外構工事もあります。既製品を使って工事を行う場合には大体1~2日程度で完了する場合がほとんどですが、建物に合わせてオーダーメイドで増築をしたり、設置する設備がオリジナルのものだったりする場合には1ヶ月程度の工期がかかる場合もあるようです。

まとめ

今回は、外構工事の工期を左右するポイントついて解説しました。工期に必要な日数は、工事内容によって大きく変わることが分かりました。

外構に強いこだわりがない、工事を早く終わらせたいという方は、既製品を積極的に取り入れるのがいいかもしれません。一方、オーダーメイドに挑戦する方は、期間を多めにみておくと良いでしょう。

また、梅雨どきを避けるのも重要なポイントです。ぜひこの記事を参考にして、余裕を持って計画的に外構工事を進めましょう。

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